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院生による本格分析(をめざす)ブログ。ねこちゃんにも寅くんにもなれるような柔軟な姿勢。

【最俺】ヒラの方程式;「優しい」×「デンジャラス」=「かわいい」

 いつかは完結させたいゲーム実況グループ「最終兵器俺達」のメンバーの個人論。結構前、キヨさんについて書きましたが、かなりたってヒラさんについて分析を書いていきたいと思いました(なんでこんなに期間が空いてしまったのでしょう…)。ファンの方からすれば、にわかだなぁと思う部分があるかもしれませんが、すこしでもかれの「かわいい」という魅力について明らかにしていきたいとおもいます!

 

★参考にしていただければ…↓↓

caaatteey-0815.hatenablog.com

 

 

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ヒラのイメージ論

 「最終兵器俺達」のなかでも、個人実況などにおいてもヒラを構成するイメージは、「優しい」サイコパス「かわいい」というものではないだろうか。コメント欄には、以上のようなキーワードが溢れているし、「かわいい」に至っては、企画で「あざとい禁止令」をだされたこともあった。ほかのメンバーが、キヨ・フジが「下ネタ」、こーすけが「ごまかし」「イクゥ」というワードの禁止であり、いかにイメージの核心に近いものを禁止しているかがわかる

 


1ヶ月間我慢します

 

 おそらく中核をなすのは、「かわいい」でありそれをなす要素が、「優しい」と「サイコパス」(デンジャラス要素)なのではないだろうか。その方程式は題名の通り以下のようなものだ。

「優しい」×「デンジャラス」=「かわいい」

 

 

ストレートな「優しさ」

 ヒラが「優しい」とよばれるのは、おそらく「最終兵器俺達」におけるヒラの役回りが大きく関係している。実況でも実写でも、その優しさが垣間見える瞬間は多々あった。なかでもほかならぬヒラ自身が主役であるはずの銀のタテの動画(【実写】YouTubeから「謎の箱」が届いた!)で、自分よりの努力よりもメンバーやリスナーへの感謝を述べている瞬間は象徴的であった。

 


【実写】Youtubeから「謎の箱」が届いた!

 

 この動画では、実写の合間に黒画面とテロップが入る。実写の中でここのテロップは、印象的だ。書かれているのは、「動画を見てくれている皆と 最終兵器俺達に感謝」。つづくのは、「ヒラと最終兵器俺達をよろしくお願いします。」というメッセージ、他メンバーのチャンネルのリンク。まっすぐな他メンバーへの気遣いは、やはりストレートな「優しさ」だ

 このようなまっすぐな気遣いは、最俺4人の実況や実写のなかでも多々感じられるが、その大きなひとつは、意外にも思われるかもしれないが、「沈黙」だ。複数人実況では話が被るのが苦手でおもわずだまってしまうという。下の動画5分ごろからそのようなはなしが語られている。

 

 


もっと「ヒラ」を知って欲しいから!自分の「取扱説明書」を作ってみた!

 

 おそらく、その沈黙は周囲への気遣いや優しさからくるものであり、実際最俺のなかでも彼がかなり静かな方であることは明らかだろう。もちろん特に最俺でいえば、全員なにかしらの優しさをもっているが(例えば、視聴者に見どころをくれること=キヨ、視聴者がわかりやすくしようとする気遣い=こーすけ、全体のバランスを見て振る舞う=フジなど)、もっともわかりやすくストレートに優しさを示すのがヒラであり、それはリスナーにも単純に伝わっていると思われる。最俺のほかのメンバーが彼に「優しい」のもヒラ自身の気遣いに対する正常な反応ともいえるかもしれない。

 

 それは、本来はゲームのプレイスキルが高いほうである彼にとってときにあだとなることもある。ちいさく炎上した「桃鉄」ではストレートな優しさがそのままプレイに出てしまい、勝ちに行ってないとか、腐っているなどの批判を巻き起こした。これは、愚直でときには損をするほどにヒラの「優しさ」を示す一例だった。


【4人実況】大喧嘩!?なんでもありの容赦ない桃太郎電鉄! #1

 

※ヒラ選手権では、桃鉄についてその裏側が若干触れられていた。

 

 

「デンジャラス」;「サイコパス」と「予想不可能男」と「シニカル」と

 愚直なまでの「優しさ」の一方で存在するのが、危うい一面だ。「サイコパス」的なところがあるのはリスナーによく知られたことで、それは『狂気のマインクラフト王国』シリーズでいかんなく発揮されていた。partⅡでの「村人を作る装置」などは(ネタもしても)超合理的思考からの装置開発でありやはりすこし「怖い」。わりとさらっと「サイコパス」がでてくるところや普段の「優しさ」からの違和感もまた怖いと思われる。


【協力実況】 狂気のマインクラフト王国 Part2 【Minecraft】

 

 また、おきまりの「踏み外し」や空気(流れ)を読めない/読まない行動は、「危うさ」の一面であり、その「予測不能」さは、リスナーをわりと冷や冷やさせたり、あるときには実況の着火点になることもある

 フジ工房に投稿された「『意志疎通 協力お絵かき』を4人でやってみた!」では周りのメンバーがヒラの絵の方向性に困惑していたり、キヨのチャンネルに投稿された「大暴走する星のカービィ64ミニゲーム大会」では、流れを読まないヒラにキレたキヨがゲームに圧勝したり、ヒラの「予測不能」さが大いに着火点となった動画は数知れない。(後者の動画ではカービィを、「ピンク玉」と形容、「落ちろ!」などヒラのマジ切れや暴言も見れるレア回であり、最俺が選ぶ一番面白い動画でもある。)また、「【第4回】人間不信選手権」では、こーすけ(NGが仕切る)をひっかけようとしたキヨとフジの流れを自らが仕切ることでその流れをぶちぎっている。「お前が仕切るんかーい!」

 


『意思疎通 協力お絵描き』を4人でやってみた!【最終兵器俺達】


【4人実況】 大暴走する星のカービィ64 ミニゲーム大会

 


【第4回】 人間不信選手権 【最終兵器俺達】

 

 また、ミッフィーが大好きなかわいらしいふわふわとした雰囲気から想像できないほど「シニカル」な一面がある。「タイトルとサムネで視聴者を不安にさせるんじゃねぇ!!!」(というコント)では(サムネ詐欺的表現について)「みんなやってるじゃん、みんな」「ユーチューバーのみなさん」と皮肉るのはヒラであり、最新の実写動画「全てに否定的になる『全員ネガティブゲーム』が面白い」では、ネガティブに「最近はまっていること」について(かれらのもともとの出身である)「ニコニコ動画」というかなりエッジのきいた答えを出している。

 


全てに否定的になる『 全員ネガティブゲーム 』が面白い

 

「優しい」×「デンジャラス」=「かわいい」

  以上のような「優しい」×「デンジャラス」が混在していることによるバランスの「悪さ」がみている側から目を離せない存在としての「かわいい」ヒラを構成している。ただ、優しいだけでもただ危ういだけでもなく、その両方があるからこそ、かれの「かわいい」は独特であり、一筋縄ではいかない。そのバランスが崩れてしまわないかという親視点的な見守りのあるいは心配のまなざしを引き出せるのだ。

 同じく、「かわいい」実況者であるレトルトさんとの違いは明確であり、繊細さとポンコツさのバランスの「かわいい」と「優しい」と「デンジャラス」の混在状態とではその「かわいさ」の性質や安定感がまるでちがうことがわかるだろう。

 今後、ソロでも最俺のなかでもどんなことをするのか、まったく予想ができないヒラ。これからも注視したくなっているという時点で彼の「かわいさ」に完敗なのだろう。 

 

※レトルトさんについての過去記事です↓↓

caaatteey-0815.hatenablog.com

 

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