猫にもなれば虎にもなる。

院生による本格分析(をめざす)ブログ。ねこちゃんにも寅くんにもなれるような柔軟な姿勢。

【2020】YouTube新時代を感じるチャンネル3選!【コンテンポラリー】

 

 あけましておめでとうございます!ついに、2020年となりました。今年も当ブログを宜しくお願い致します。

 

 2020年一発目ということで、個人的に“YouTube新時代”を感じさせてくれるチャンネルを紹介していきたいと思います。これだけ、有名人を輩出してなおYouTubeの可能性はかぎりなく広いと思わせられるほど、日々新しいものが登場しているこの業界。そのなかでも、ポップカルチャーの最先端がスマホを通じて感じられるチャンネルを紹介します。

 

 ※番号は順位ではなく、あくまでも便宜的なものですので、ご了承ください。

 ※非常に、個人的な視点です。

 

 

 

 

1.シマリストきむら

 

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 非常に深くシマリスを愛しているチャンネル。ペットを主人公としたチャンネルはすでに多いのだが、ここまでスタイリッシュで、かつ先進的なチャンネルは過去日本ではなかったのではないかと思う。

 

 スタイリッシュ―。OPをみれば、その撮影技術の高さが一目瞭然だ。シマリスの習性・生態にあわせ、無理をさせないようにしつつも、その魅力を映像上の画力で伝えてくれる。シマリスの周辺環境の作り方、テロップのつっこみのセンス、動画の構成と長さなどどれも無駄がない。技術の高さ、センス、無駄のなさの合わせ技の中に、スタイリッシュが存在するのだろう。

 先進性―。このチャンネルのもうひとつの特徴は、シマリスについての知識や実用的工夫、動物と暮らす者に大切な「こころもち」が紹介されているところだ。動物との「共生」をより深く考えることは、ペットブームの昨今では特に重要な視点であろう。また、エキゾチック・アニマルというあまり世の中に飼養の方法が出回っていない動物について、その生態や習性をしるために互いの知識を「共有」するのも、YouTubeという媒体の可能性を見出した取り組みだ。投稿内容によって、よくシマリスがペットショップに並ぶ時期や、動物愛護週間に合わせるなど、見る側にもありがたい作りになっている。2020年からは、シマリス学会なる生放送も開始予定だとか。今後も見逃せない。

 

 スタイリッシュと先進性はどちらも、動画に彩りを加えるだけではなく、想像力が試される時代に、生き物の「生」がどんなものかについてあらためて教えてくれる。ペットを飼うことを検討している方、動物が好きな方、かわいいものが見たい方…いろんな方にみてほしい。

 

 個人的おすすめ動画↓

 

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2.実写版こーすけ

 

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 ゲーム実況者グループ、「最終兵器俺達」のこーすけさんによる実写動画チャンネル。2020年1月3日に初投稿が行われているので、非常に新しいことがわかるだろう。でも、チャンネル初投稿の時期だけが「新しい」のではない。もともと、彼個人の実況チャンネル「こーすけ」を持っていて、そこに実写動画も上げていた。これまで通りでもよかったはずだが、別にこのチャンネルを立ち上げたという形になる。だから、このチャンネルは、いわゆるサブチャンネルではない。“二つ目のメインチャンネル”といってもいいだろう。

 

 実況者でもありながら、実写映えをするこーすけだからこその「新しい」試み。二つのメインチャンネルがどのような運動で、さらに「最終兵器俺達」も取り込んでどのような運動を起こしていくのか。ダブルメインチャンネルが起こす化学反応の可能性に注目したい。

 

 記念すべき初投稿動画↓

 

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3.SixTONES

 

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 2020年にデビューが決まっているジャニーズの新生6人組によるチャンネル。ブログ主は、アイドルやジャニーズに特段詳しいわけではないが、YouTubeにジャニーズが参戦してきたのは衝撃であった。これは2018年の話だが、YouTubeのあらたなフェーズが見えてきたという意味で、すでに“新時代”を感じさせた。

 

 そのなかでもあえて、SixTONESというグループをとり上げたのは、このグループの持つ「雰囲気」が「コンテンポラリー」だからだ。おそらく、その幹の部分は「無国籍感×日本の伝統文化」という―これから文化的なキーワードになるであろう―融合だと思われる。ジュニア時代に公開された『JAPONICA STYLE』はその象徴的な作品で、曲自体、メンバー、PVの演出それぞれが「無国籍感」(リズム、個性的で国際色のあるメンバー、衣装の洋装感、空間のアスファルト色、シャンデリア、ビビット…)と「日本の伝統文化」(歌詞、扇子、鯉や金魚、ふすま…)を絶妙な比率でリミックスされている。このリミックス感は、フジ版『シャーロック』での“ディーンフジオカ×雷門”など、最新作品でも見られ、いま最も「コンテンポラリー」な日本の表象方法ではないだろうか。海外で、「ネオ・ジャポニズム」を狙えるかもしれない。

 

 この「コンテンポラリー」な雰囲気と2020年のデビューによるさらなるメディア横断、新しい「アイドル」の可能性。その一端がYouTubeで見られるチャンスがある。この機を逃してはならない、と感じないだろうか。

 

 『JAPONICA STYLE』(ジャニーズJr.チャンネル より)↓

 

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 以上が、非常に個人的ではありますが、YouTube新時代を感じるチャンネルを厳選して3つとり上げさせていただきました。わたくし自身はこの三つのチャンネルに、これからかなり注目していきたいと思います!

 

 また、ほかにもおすすめのチャンネルがございましたら、ぜひぜひ教えていただきたいです。最後まで読んでいただき、ありがとうございました!