【Our Flower Book】#2020.8
【Our Flower Book】は、“私たちの花図鑑”という意味を込めて、私と(主に母が)大切に育てている植物を月ごとに紹介していこうというコーナーです!
北国の盛夏よりお送りいたします…。
《前回はこちら!!》
- No.1 ニチニチソウ ビンカ 『タトゥー』(Catharanthus roseus)
- No.2 アジュガ ‛ディクシーチップ‘(Ajuga)
- No.3 コリウス(Plectranthus (Solenostemon) scutellarioides)
- No.4 センニチコウ(Gomphrena globosa)
- No.5 ブラキカム(Brachyscome)
No.1 ニチニチソウ ビンカ 『タトゥー』(Catharanthus roseus)
・一年草
・雪国越冬不可
・開花:6月中旬~11月
・花言葉:友情、思い出
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今年の夏の寄せ植えより、強烈なインパクトとビビットな魅力に富んだこの花を。緑に映える南国的なピンクは、どんよりした天気の日が多い最近の北海道でも夏らしさをもたらしてくれる。暑さにも割と強く、花もちもよい。
この子は、今年うちでははじめて育てたのだが、どの花よりも元気に夏を過ごし、美しく咲いている。大きめの花に形容しがたいほどの鮮やかな色は、外に出づらい今年の夏を彩ってくれている。
No.2 アジュガ ‛ディクシーチップ‘(Ajuga)
・シソ科
・多年草
・雪国越冬可(非常に強い)
・開花:5月~6月
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開花時期は春なのだが、夏になると涼やかな雰囲気をもつ観葉に適しているのがアジュガ‘ディクシーチップ’だ。花は、紫の小花がぽろぽろとさく「いじらしさ」があるが、花が終わった後も葉が非常に魅力的なのだ。葉の色は、薄みどり+白+薄むらさきのミックスなのだが、遠目で見ると青っぽく見え、清涼感のある色彩になっている。
繊細な色でありながらも、非常に強いのがアジュガだ。雪国でなんども越冬している。なんというギャップなんだろう。
No.3 コリウス(Plectranthus (Solenostemon) scutellarioides)
・シソ科
・一年草
・雪国越冬不可
・花言葉:絶望の恋
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観葉でいうとかなり有名であろうコリウス。今年、うちでは二鉢できた。春に植えたときは、小ぶりで鉢の中の中心近くでこじんまりしていたコリウスたちは、盛夏の候、鉢から溢れんばかりの勢いをみせている。
コリウスとひとくくりに言えども、種類によって黄緑・緑・ピンク・赤など様々なカラーを持ち、様々な柄、形態をもっている。コリウス好きはコリウス沼から抜け出せない。そんな不思議な植物だ。うちでも毎年、ちょっと違った顔をもつコリウスたちが庭を彩っている。秋から晩秋にかけて紅葉し萌えたような色になるのが最大の魅力。今から楽しみ。
No.4 センニチコウ(Gomphrena globosa)
・ヒユ科
・一年草
・雪国越冬不可
・開花:7月~11月ごろ
・花言葉:不朽、変わらぬ愛
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趣味のハーバリウムでも、大活躍のセンニチコウ。ドライフラワーとしても有名なこの花だが、もちろん鉢植えでもすばらしい。厳しい夏からもう雪が降りそうな冬直前まで体力を振り絞って咲く姿はひたむきであり、生命力の強さを感じさせてくれる。
去年は、赤(ストロベリーフィールド)を育てていたが、今年はこのかわいいピンク。
No.5 ブラキカム(Brachyscome)
・キク科
・多年草
・雪国越冬△
・開花:5月~11月
・花言葉:優美
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線の細い繊細な花をつけるブラキカム。この繊細さはなんとも涼やかで暑い日でも見たくなる。デイジーっぽいけど、デイジーではなく、コスモスっぽいけどコスモスでもなく、マーガレットぽいけどマーガレットではない独特の魅力があるのが不思議だ。
夏に合って見えるけど、秋になれば秋に非常に似合う。非常に器用な印象のある。
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八月号はこのような感じでしたが、いかがでしたでしょうか。今年は、あまり外出ができないからこそ、植物たちの魅力に助けられている気がします。
これからは秋。花たちにとってもっといい季節になりますね!彼らが、より多くの花をつけられるようにしなきゃなぁ…。母を見習わなければと思います。
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