猫にもなれば虎にもなる。

院生による本格分析(をめざす)ブログ。ねこちゃんにも寅くんにもなれるような柔軟な姿勢。

【Our Flower Book】#2020.7

 

 本ブログの新企画です!

 実は、去年から私の趣味には園芸が追加されまして…。植物に非常に詳しい母の薫陶を受けて、その美しさと尊さに魅了されつつ日々癒されています。

 

 【Our Flower Book】は、“私たちの花図鑑”という意味を込めて、私と(主に母が)大切に育てている植物を月ごとに紹介していこうというコーナーです!植物に興味を持つまで知らなかった魅力的だけどなぜか知名度がまだそんなにない花や、メジャーなお花の新種などを紹介していこうと思います。(ぜひ知ってほしいお花をみてほしいという願望です…)

 

 ただ、なにせ北国なものなので、冬は更新できないかもしれません…。それでは、2020年7月(初夏)から始めていきましょう!

 

 

 

No.1 雪花火(シコタンハコベ

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  ナデシコハコベ

  ・多年草

  ・雪国越冬可

  ・開花:5~7月(実感的にはもう少しながく何度も咲いてくれるイメージ)

  ・花言葉:「ランデブー」など

 

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 去年、うちにやってきた雪花火。鉢植え(単独)にしたところ、越冬して二年目も非常に元気に花をつけてくれました。見た目は、華奢で心配したのですが、去年の北国におけるあの暑い夏にも耐えて、厳しい冬にも耐えた強い子です。

チャームポイントは、観葉植物のようにプリッとした葉、小さくてキュートな花。最大の特徴は、葯。赤と黄色の葯が、白い花の中に映え、まるで小さな花の中に花火があるような美しさです(写真参照)。おそらく、これが名前の由来なんだろうな…。

 何度も咲いて鉢全体が花に覆われることも。

 

 

 

No.2 アストランティアマヨール(Astrantia major

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  ・セリ科

  ・多年草

  ・雪国越冬可

  ・開花:6~7月

  ・花言葉:愛の渇き

 

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 こちらも去年きた子です。よって、こちらも北国で越冬してくれました!!!このお花は、全体も花に見えるのですが、これは苞らしく、よくみるとなかに細かいお花がいっぱい咲いています。ちなみに切り花として飾ると非常にカントリーチックに部屋や玄関を演出してくれますし、そのあとドライフラワーにしてもかわいいです。祖母に切り花としてプレゼントしたところ大好評でした。うちで購入したときは少し値段がはるなぁとおもったのですが、カントリー調で個性的な色合いと花の形は唯一無二で、しかも越冬して次の年も元気に咲いてくれるという優良児でございます。

 うちにあるのは、白(薄ピンク)とピンク(濃い、紫に近い)です。みればみるほどその魅力に取りつかれる小悪魔的存在です。

 

 

 

No.3 セダム ミルクゥージ(Sedum

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  ・別名:マンネングサ

  ・ベンケイソウ科 セダム

  ・多年草

  ・開花:5、6月

  ・観葉:一年中

  ・雪国、冬季室内△

  ・花言葉:静寂、落ち着き

 

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 見た目が、非常にプリッとしていて鉢に入れるとまるで天然のアイスクリームみたいになってくれます(写真参照)。こちらも去年初めて育て、小さな花まで咲き、冬は室内で保護して(北国のやり方です)、越冬はしてくれました。ただし、越冬のちが非常にデリケートで、ちょっとの加減で体調を崩し、枯らしてしまいました…(私のせいです…泣)。写真の子は二代目ですが、今度こそ長寿にしてあげるんだと意気込み愛でております。今時期はお外で、元気です!

(白、ライム色、緑のミックスが)目に優しく、心にも優しい印象です。

 

 

 

No.4 ネメシア アロマンス(Nemesia

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  ・別名:ウンランモドキ

  ・ゴマノハグサ科

  ・1年草(多年草とも)

  ・開花:4~6月(実感としては7月まで、初秋にも咲く)

  ・越冬×

  ・花言葉:正直

 

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 ネメシア自体は、多種多様であり、時には単独、時には寄せ植えにと主役にも名わき役にもなってくれる扱いやすく、様々な表情を見せてくれる花です。なかでも、去年あたりからは、においにこだわって品種が登場しました。昨年は、ピンクのバニラのにおいのものをそだてていましたが、今年は紫×黄色の「アロマンス」を育てています。甘くて香水のような心地の良い匂いがします。

 初心者でも育てやすい…と思います。入手もしやすいお花です。

 

 

 

No.5 マリーゴールド ストロベリーブロンド(Tagetes

 

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  ・別名:クジャクソウ、センジュギク

  ・キク科

  ・一年草

  ・開花:4~10月

  ・越冬×

  ・花言葉:予言、健康など

 

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 最後はおなじみ、マリーゴールドの新種です。ストロベリーブロンドは、クリーム色に赤がまざったようなお洒落な色合いが特徴。この種のおもしろいところは、季節によって色が変化し、次第に黄色になっていくところです。新種なのですが、基本はマリーゴールドなので育てやすく、開花時期も長いので一年を通じて楽しむことができます(一年を通じて、どのように変化していくかをみるのも今から楽しみです)。

 ちなみに、私的な視点でいえば、マリーゴールドは防虫もしてくれるので、植物は好きだけど、虫が苦手な私にとっては非常に頼もしい存在だったりします。

 

 

 

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 以上が、2020年初夏の【Our Flower Book】でした。知っている植物、もしくは育てている植物はありましたでしょうか??

 植物たちはなにも話すことができませんが、その存在感と生命力は「癒し」と「強さ」を教えてくれるような気がします。幼いころは全然興味のなかった私でさえ、10数年たち魅了されてしまったほど。

  Thank you for watching!!!  See you next 【Our Flower Book】!!!

 

 

 

《参考文献》

金田初代・金田洋一郎『色・季節で引ける花の事典820種』