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「キヨって誰??」ーキヨVTuber説(パート3)

※この文章は、パート3です。パート1、2をみていただければより分かりやすいかもしれません!ぜひ!

 

👇️👇️目次はこちら👇️👇️

ゲーム好きの「中学生」とドラキュラ(パート1)
巻き込まれとタブーのなさ(パート2)
うそつき/純粋ファン(パート3)
人気を追走しない、独自の編集
「キヨ」って誰??ーーキヨ、VTuber

 

うそつき/純粋ファン

 キヨは、本当にうそつきだ。テキトーな嘘をよくつく。最近のうそつき発言で思い付くものでも、いくつかある。以下はその例だ。

 

・(注:「ユーチューバーですかぁ」って叫んできた少年について)ちなみにこの少年は、小学校で生徒会長をやっているそうです。嘘です。(「メンバー全員で話しあい『最俺、緊急会議!』」2019/2/5)

 

・(注:久しぶりに外に出た話をして)俺ぐらいでも外には出る。そして、飯を食いにいったんだけど、その時に大学生ぐらいの男性1人に話し掛けられたんだけど、いつも実況見てます。特にマリオカートは、ちとまて、特にマリオカートの実況は好きですと、そんなこと言われた日にゃマリオカートの実況とるしかねえだろとそうなりまして、今回のマリオカートとってます。…はい今の話全部ウソ!(「1人でマリオカートやって俺よりヤバい奴いんの?」

  

 ものすごいスピードで、時には荒唐無稽に、時には妙に本当っぽく挿入される嘘は、下ネタのようにキヨを「中学生」にする。しかも、とてもスムーズに。最初の頃は、エンディングで「登録してくれたら、俺の肘とかも治るんで…」みたいなうそもついていたし(のちに謝罪動画的なものを出している)、また、だいたいまたものすごーいスピードでうそだと明かされるので、だれも傷つけはしない。ただただ、おもしろく、テキトーさが強調されるだけだ。

 

 しかし、一方で異様に一途なところがある。キヨが実況を知らない人にも知られるきっかけになったのは、彼が佐々木希の大ファンだったことに起因する。佐々木希が結婚した時、Twitter佐々木希を検索すると、お相手の渡部よりもキヨが先に出てくるという珍現象(巻き込まれキングここに極まれり)が起こったのだ。ここから「キヨって誰?」ネタが流行することになる。佐々木希結婚時のキヨのツイートを引用させていただく。

 

 

 ファンとしての距離を保ちつつ、素直に祝福する姿は、テキトーさとは真逆の、またまたギャップを作るとても純粋で一途な印象を持たせる。ふざけるところ(テキトー)とふざけないところ(一途さ)の切り替えが、完璧ともいえる。

 

 このほかにも、地元・北海道を愛していて、『どさんこワイド』の名物企画、道民にしかおそらくわからない、「『奥さんおえかきですよ!』」という動画をほぼ説明なしに撮ったり、学生時代していたというサッカー好きで日本代表の試合のあとのツイート、あるいはニコニコ動画でのサッカーをみながらの放送など好きなものへの一途な熱意が感じられる。その他、乃木坂46や家族愛など、一途なものの枚挙にいとまはない。

 

 以上のような、パート2でもみられたようなキヨの正反対のギャップが、女性の心もつかみつつ、自らの存在の一貫性を消していく。あれ、「キヨって誰??」。次回へ続く。

 

つづき↓↓

 

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